チョコレートをよく食べる人は肥満度指数が低い傾向

運動習慣があり、チョコレートを定期的に食べる人は、肥満度指数(BMI)が低い傾向があるという。チョコレートは心臓の健康にとって、カロリーや糖分の高さという短所を打ち消す以上の長所があるという結果となった。

2012/3/26に米国内科学会の医学学術雑誌「Annals of Internal Medicine」に掲載された論文の内容です。

調査対象

  • 20~85歳の1000人以上の成人
  • 平均で週2回、チョコレートを食べる
  • 平均で週3.6回、運動している

平均より多くのチョコレートを食べていた人は、BMIが低い傾向があった

BMIは「体重÷身長の2乗」で算出され、18.5~24.9が標準的として、この範囲を下回ると痩せすぎ、上回ると太りすぎだとされています。

研究チームを率いた米カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego)のベアトリス・ゴロンブ(Beatrice Golomb)氏

「チョコレートを頻繁に食べることとBMIが低くなることの関連性は興味深い」と述べ、研究を進める必要性を訴えました。また、チョコレートが新陳代謝に与える良い影響を調べるため、無作為化した臨床試験も必要になるだろうとしています。

チョコレートの食べすぎに注意

今回の研究では、チョコレートの摂取量がどこまでならメリットがあるのかは明示されていないが、専門家は食べ過ぎに注意するよう呼びかけています。

米ニューヨーク(New York)州ノースショア・ロングアイランド・ジューイッシュ・ヘルスシステム(North Shore-Long Island Jewish Health System)の公衆衛生部門のナンシー・コッパーマン(Nancy Copperman)ディレクター

今回の研究に参加していない同氏は、「健康になるためにチョコレート・バーを1日1本食べ始める前に、1本200キロカロリーを超える場合もあり、カロリーのほとんどが飽和脂肪酸と糖分だということを思い出してほしい」と警告。

「ダークチョコレートを1オンス(約28グラム)に抑えるか、脂肪分が非常に少ないカカオパウダーを1日1回、食事に加えるかしてみては」と提案しています。

米ニューヨーク州レノックス・ヒル病院(Lenox Hill Hospital)の婦人・心臓病部のスザンヌ・スタインバウム(Suzanne Steinbaum)ディレクター

また、今回の研究に参加していない同氏は、「心臓の健康を改善するチョコレートの不思議な働きは、運動をしたり食べ過ぎを避けたりするといった生活習慣のなかで発揮されると一般に考えられている」と語っています。

「これまでの多くの研究によってチョコレートの効能は知られていたが、今回の研究結果で、健康な生活習慣の中で食べるチョコレートは、体重増加につながることはなく、むしろそれをコントロールする上で役立つ可能性があることがあらためて示された」

健康な生活習慣+チョコレート=ダイエット!?

調査対象者が平均で週3.6回の運動をしているというのは、週の半分を運動しているということになり、かなり多く感じます。逆に運動をほとんどしていない人の中で、チョコレートをよく食べる人と、食べない人の比較データが欲しいと思いました。

それだけ運動していればチョコレートを食べていなくても痩せている人が多いのでは?と思いつつも、チョコレートを食べることによって、ダイエットができるという説を補強する結果となっています。

健康的な生活習慣に加えてチョコレートを食べている人が痩せている傾向があるという結果ですので、決してチョコレートばかり食べていて痩せたということではありません。上手にチョコレートを食べて行きましょう♪